美少女戦士セーラームーンS 第17話 「運命のきずな!ウラヌスの遠い日」
こんばんは。
今日はセーラームーンSの感想です。
今回は、ハルカさんとミチルさんの過去話ですな。
ハルカさんの独白で語られる、いつもと雰囲気の違うなんとも切ないお話。
ハルカさんは、何でもできて人生に飽きてしまっている感じで、元々人生あんまり楽しくなさそうな感じだったんですな。
それがミチルさんに出会って、運命に巻き込まれるわけですが。
一番最後の、「君に会えて良かった」 と言ってるように、戦士になったあとの方が生き生きしてるんですよね。
普通の生活では心を満たすことができず、宿命に目覚めて戦いの中に放り出されることによって、初めて心の隙間をうめることができたというのも皮肉な話。
どんな過酷な場所であっても、結局宿命で定められたそこ以外には居場所のない感じが、なんとも切ないな。
あと、複雑な心境を語るミチルさんがよかったのう。
ミチルさんは宿命とか関係なく、ハルカさんのファンだったんですな。
やっぱり最初は無邪気に追っかけでもしていたんだろうか。
でも自分が宿命に目覚めて、ハルカさんも自分と同類だったことを知ってしまって。
心のどこかで喜びつつも、憧れの人を過酷な運命に巻き込まないために、どうにか一人で戦っていたんでしょうかねえ。
「でも嬉しかった」って、あの複雑な心境絡み合う告白が、これもまた切ない。
ミチルさんがセーラー戦士になる話しも見てみたいけど、そこまではさすがにやらないかな。
そんなハルカさん。
ハ「ただ風のようになりたかった。重力の支配を全て振り切り、空の彼方へと突き抜けていく、そんな自分を手に入れたかった」
ハルカさんの独白で始まる今回のセーラームーン。
前に、NHKの朝ドラで「風のハルカ」ってあったけな。
ちょうど同時期にやってたボウケンジャーで「風のシズカ」ってのもいて、微妙に紛らわしかった思い出。
ハ「思えば、あのころの僕は自分の運命からただ逃れようとあがいていた。いつも、戦いの中から勝ち取るものは新しい自分だった」
風に吹かれて黄昏れるハルカさん。
教授「適度な運動は、脳に良い影響を与える。おおおお、ひらめきそうだ!」
教授のテンションはいつも通り。
シリアスな回でもアクティブにがんばってます。
教授「今回の、ターゲットだがね、陸上選手というのは、どうだろうねえ」
はぁはぁしながらユージアルさんに電話をかける教授。
ユージアルさん突っ込まない。
それで今回のターゲットは、エルザ・グレイさん。
なんかダンガイオーにでてきそうな雰囲気。
ここで思いっきり教授が咳き込んでいて笑いましたが。
一瞬何にも入ってないのかと思ってしまった。
よく見たらハードルが入ってたけど、すっかり背景と同化しておる。
びびるゾウさん。
またきてね!!
相変わらずすごいところから出撃!
その頃五人は、白樺高校を学校見学。
入学するのは十番高校だったはずだけど、まだ高校決めてないのかな。
レイ「美奈子ちゃん達がんばってるもん。美奈子ちゃん達はね」
例によってケンカする二人。
う「シャレにならない友情の危機を感じてしまったわ」
レ「へー、なぜかしらねー」
かわいい。
レイさんはエスカレーター式だから受験無しでそのまま高等部に行けるみたいですな。
勉強会に参加してたのは、受験勉強じゃなくてつきあいだったんだな。えらいのう。
そこにハードルに励んでいるエルザ・グレイさんを発見。
エ「ふーん」
いきなり二人の尻を触るエルザさん。
エ「引き締まった言いお知りしてるわね。二人とも陸上向きよ。入学したらうちにおいでよ」
引き締まっている二人のおしり。
エルザさんはこうやって数多くのおしりを触ってきたのだろう。
でもせっかく期待かけられてるけど、うさぎたちはこの学校には来ない。
エ「走ることには自信があったんだ。でもどうしても勝てなかった子がいてね。彼女はいつも風のように、私の横を通り過ぎたわ――その子の背中を、私は今も追いかけてるの」
出会って数分の相手にいきなり込み入った話をするエルザさん。
ユ「ターゲット確保」
さっそくユージアルさんもやってくる。
マイクとヘッドホンの意味がわからないんだけど(笑)
う「やっぱがんばって、勉強しなきゃね」
うさぎの心変わりに、うれしそうに顔を見合わせる仲間達。
このシーンなんかすごくいい。
亜「そうよ、うさぎちゃん」
レ「ウサギは頭悪くないんだから、要は集中力よ」
レイさんが優しい。
こういう関係よいな。
ユ「ほかーく!」
その頃、ユージアルさんはエルザさんを捕獲作戦。
攻撃をかわすエルザさん。 すげぇ。
月「健全な高校生活を脅かす悪い子ちゃんは許しません!」
なぜか木の上から助けに来るセーラームーン達。
キラキラルを奪いに来る人達みたいだな。
そして現れる今回のダイモーンは、ハードラーさん。
ハードルよりもスニーカー要素の方が強いような気がするが。
ハ「ハード!」
ハ「ライン!」
すごい迫力でラインを引くハードラーさん。
そしてまとめて拘束。
いつも思うけど、五人はあんまりかたまらないほうがいいと思う。
ハ「こちらハルカ、S地区の白樺高校だ。襲われているのは、エルザグレイだ」
ミ「そう…」
被害者は知り合いだった。アンニュイなハルカさんかっこよい。
エルザさんに対する複雑な思いが垣間見える。
ハ「エルザ・グレイを、僕とミチルは知っていた。エルザは、僕にミチルを紹介してくれた子だった。それは僕がセーラーウラヌスとして覚醒する前のことだ」
ここから回想へ。
ミ「沈黙が迫ってくる、早くメシアを探さなきゃ。それができるのは、私と、あなた」
かつてハルカさんも、レイさんばりに破滅の幻影を見ていたとのこと。
ハ「自分の運命から、ただ逃れようとあがいていたあのころ、どんなスポーツをやっても、僕に敵う者などいなかった」
陸上競技も退屈しのぎでやっていただけで、結局興味をつなぎ止めていられたのはモータースポーツだけだったとのこと。
ハ「あの時、僕はわかったんだ。彼女がその人であることを。そして彼女も、僕の正体を知っているのだ」
そこにエルザさんにミチルさんを紹介されて、すぐに二人は引き合うことに。
中学生の制服さわやかでかわいい。
しかし宿命を認めたくないハルカさんは、絵のモデルの頼みを断って去って行く。
去って行きながらも、ミチルさんの船上コンサートには行くハルカさん。
かっこいい。
びゃーん。
船の中には世界の破滅を描いた物騒な絵が飾ってあった。
ミ「あなたって有名よね。私の学校にも、あなたのフリークがたくさんいるわ。その子、女の子のくせに、あなたの車で海岸をドライブしてみたいんですって」
先回りしていたミチルさん。
ハ「誰かがやらなきゃならないなら、キミがやればいいさ! 僕のことを勝手に調べるのはやめてほしいな!」
いろいろ調べられていてつきまとわれることにイラッとくるハルカさん。
ミ「勝手なこと言わないで、私だってごめんだわ。私にはバイオリニストになるって言う夢があるの。世界を破滅から救うなんてばかばかしいこと、やってられないわ!」
二人とも正直でいいな。
セーラー戦士って、基本あんまりやりたくないものなんだよな。
この辺がプリキュアとは違うところ。
それでまた場面切り替わって、ハルカさんのレース場。
少年「たすっけて、あう!」
ガレージの中で、なんだかかわいらしい少年が気分悪そうにしている。
この子はレース場のガレージになにしにきていたのだろうか。
見た目は子供でも実は大人で、スタッフかなんかだったりするんだろうか。
少年がいきなり脱皮してきもちわるいのが現れる。
ハ「この、化け物!」
逃げずに立ち向かうって、ハルカさん強い。
少年「たすけて!」
しかし少年を殺すわけにはいかないので攻撃できない。
そこに謎の光が!
ミ「だめよ!」
出てきたアイテムをとろうとするけど、ミチルさんにとがめられる。
ミ「一度手にしたら、もう二度と、普通の生活に、戻れない!」
代わりに変身するミチルさん。
ハ「だめだ! こいつはさっきまで人間だったんだぞ! キミは平気なのか! 人殺しなんだぞ!」
命を気遣うハルカさん。
いつもはどちらかというとハルカさんの方が割り切ってるのに、立場が逆でなんだか新鮮。
もめてうちに襲われそうになり、ネプチューン大けが。
以前のかすり傷と違ってほんとに深刻そうな怪我。
傷を受けながらもディープサブマージでトドメ。
殺したのかと思ったら、生きていた。
海「殺していたかも知れない。ううん、次はきっと殺すわ。平気なわけじゃないの。でも、私は戦士だから。これを、選んじゃったから」
いつか殺してしまうかも知れないって、切実ですな。
殺すしかないなら割り切れるかもしれんけど、なまじ割り切れない分、かえって辛そう。
ハ「だったらどうして僕をかばったりするんだよ。手を怪我したら、バイオリニストになれないじゃないか」
やっぱり描かれてないだけで、セーラー戦士の身体ってこういう生傷が絶えないんだろうか。
手足丸出しだしな…。
海「あなたが初めてレースに出たときも、私そばでずっとレースを見ていたわ――一度でいいからあなたの来るまで海ぺを走ってみたかったの」
友達のこととして話していた海辺の話は本人だった。
戦士とか関係なく、ずっとミチルさんはハルカさんのことを見ていたとのこと。
海「あなたにだけは、私と同じ道を歩んで欲しくないの。ただあなたがその人だとわかったとき、私嬉しかったな。ごめんね。こんなことはなすつもりなかったのに。ごめんね」
複雑な思いを吐露するミチルさん。
せつないのう。
ハ「そして、僕は…」
現代に戻ってステッキを持っている。
繋げ方が熱い。。。
ウ「ウラヌスプラネットパワーメイークアップ!」
そしてついに初変身。
かっこいい。
ミ「ネプチューンプラネットパワーメイクアップ!」
かわいい。
髪かきあげから口紅って、両方変身の流れが同じなんだな。
ユ「いやん!」
かわいい。
ワールドシェイキングでピュアな心を落っことすユージアルさん。
ワールドシェイキングって、もっと豪快な技かと思ってたけど結構ピンポイントな物理攻撃できるんだな。
ネプチューンが手刀で束縛解除。
なんかものすごく長い間束縛されてたように感じる。
ユ「ごちゃごちゃでてきちゃってもう!」
ユージアルさんはいつも通り、ハードラーさんにまかせて退却。
ヒ「パーニング、マンダラー」
ハ「ダーッシュ!」
パーニングマンダラより速く走るハードラーさん。すげえ。
天「僕からは逃げられないよ。僕は風だからね」
さらに早いウラヌス。
ハ「今だ、ネプチューン!」
自分の身も省みず撃たせるネプチューン。
月「だめ!」
うさぎたちは焦るけど、
当たる直前にその場を離れる。さすが風。
それで直撃。
これで倒したのかと思ったら、まだ倒してなかったみたいで、
ムーンにラブリーされてトドメ。
やっぱりラブリーせずに倒してしまった先週のマコちゃんはすごかったんだな。
海「いかが?」
天「ちがうようだ」
帰ったと思っていたユージアルさんは、鑑定するのを影でこっそり見ていた。
やっぱりユージアルさんは自分じゃ鑑定できないんだな。
火「くやしいけど」
金「やるわねあの二人」
二人を見送るうさぎたち。
今回はほとんど出番なかった。
ハ「そして僕は、この道を選んだ。いや、自分がセーラー戦士であるという単なる事実を認めただけだ」
ようやく絵のモデルになったハルカさん。
冒頭のイメージ画像はミチルさんが描いたものだった。
ハ「君に会えて良かった」
ミ「え?」
美しい。
ハ「このままずっと二人で走ろ、今夜は帰さないぜ」
ミ「まあ」
夜通し走り続けることになったところで終了。
いつもと違った雰囲気のいい回だったな。
でも今回マモちゃんの入る余地がまったくなかった。
きっとまだバイト中なんだろう。
それで次回。
少年に色目を使うミチルさん。
なんだかウゴウゴルーガに出てきそうな人が。
ちょうど流行ってた時期かな?
ミチルさん回かと思ったら、ちびうさ回だった。
ちびうさの初恋。あいかわらず友達ではなく彼氏を探している。
そういえば今回ちびうさの出番もまったくなかったな。
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エルザ・グレイ(見た目と名前からしてハワイアンっぽそう)、人の尻を触るなんて『To LOVEる』の籾岡里紗(友人の女性の胸を触る癖のあるコギャル)みたいな趣向がありますね。スポーツ少女がそれでいいのか!?しかし、タリスマンを狙われた一般人でイロモノ属性があるのは彼女と前々回の玉三郎の2人だけでしょう。
あとウラヌスとネプチューンの過去が語られましたけど、これを見るかぎりエイル&アンやブラック・ムーン一族がうさぎたちに勝ったとしてもウラヌスたち2人と激突するハメになったのではと思います。
投稿: | 2017年7月 8日 (土) 12時45分
エルザさん、さばさばした性格なのでおしり触るのも躊躇さそうですよね。
いろんな人のおしり触ってるんでしょうね。
ウラネプはそこそこ前から活動してたみたいですから、Rの時代でもどこかで戦ってそうですよね。
あのころはどこでなにやってたのかとかちょっと気になりますね。
投稿: じゅうや | 2017年7月 8日 (土) 22時59分